いくらスポーツカーでも高速道路での泣き所は、「キンコン」という音だった!
昔若かりし頃に、スカイラインGTS-X(R31)に乗っていたことがありました。2000ccのターボ車で190PSと
当時としては、200PSを超える中にあって、ちょっと中途半端な数字ではありますが、走り出すと気持ちいい加速が
楽しめました。特に高速道路向きではなかったかと思います。特にGTオートスポイラーという車速反応型のフロント
スポイラーがついていて、乗っていては全くわからないのですが、他社から見るとカッコ良い装備です。高速道路なら
効果ありかも?
イニシャルDの場面で速度警告音が流れるシーン
このR31スカイラインよく走ってくれたのですが、当時の装備として速度警告音がついているのです。
今の若い人は、全くイメージができないと思いますので、イニシャルDで表現されている場面がありますので
まずは、ご覧下さい。
この動画の後半で聞けるような「キンコン」音が、運転していて非常に鬱陶しかった記憶があります。
でもこうしてアニメで見ていると、「なんだ!このコーナーを100km/h以上で走っているのかよ!」と状況がよく分かり
臨場感が出てくるから不思議なものです。
速度警告音は、外国の輸入制限緩和の圧力でなくなった!?
このキンコン音は1980年代後半に廃止されました。それまでは、国産の車にとって100km/h以上で走行するということは
かなりの負担が車に掛かっているからという理由で、注意喚起ということで装備が義務付けられていたのです。
ですが、私の載っていたGTSにしても、当時のハイソカーの代名詞ソアラにしても、100km/hなんて何でもない速度でした。
車もこの頃になると、どんどん進化をしていてもはやこのような装備は無駄に思えてくるほどでしたし、外車にはついていない
装備でしたので(外国としては、日本に輸出するのになぜわざわざそんなものをつける必要があるのか?と猛反発された!?)
ある意味外車の方が静かで高性能ですよというアピールにもなっていたようです。
今の車のように、日常使用(買い物車)をスポーツカーに要求するのは難しかった!?
私が乗っていたスカイラインですが、鬱陶しかった警告音は、配線の接触がだんだん悪くなり、しばらくすると
音が鳴らなくなりました。(ラッキー!?)本当は鳴らないと整備不良ということで車検にも通らないはずなのですが、
まさか車検場で100km/h以上出すこともなく、おそらく調べるすべがないということでそのまま車検にも通っているようでした。
このR31スカイライン、昔のドッカーンターボ(シティターボほどではないが)でした。今と違ってターボファンも大きく
一度パワーが出るとすごいのですが、メンテナンスも面倒で、嫁が買いもの用で乗り続けているとターボが焼きついて
しまいました。当時はターボタイマーなるものもあり、クールダウンするのにも神経を使うのがターボ車でした。
基本私が使う分には楽しいのですが、家族で使うには少々面倒なのと燃費も悪いので、もったいないなあと思いながらも
3年くらい乗って売ってしまいました。
しかしそのあとに買ったレガシィツーリングWGNは4WDで、スカイラインよりさらに燃費が悪かったので、
いくらスキーを家族で行くために買ったとは言え、燃費の悪さと水平対向エンジンの始動時のうるささには、しばらく
落ち込んでいました。(レガシィについては、またおいおい書いてみようと思います)
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