兵庫県三田市のミニバン専門中古車オークション代行

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車に関すること

レギュラーガソリンでポルシェが走る訳!?

レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いは!?

日本では、ガソリンといえば次の3種類が主流で販売されていますね。

①レギュラーガソリン、②ハイオクガソリン、③軽油の3種類です。

でも昔は、ハイオクガソリンは有鉛ハイオクガソリンでした。そして一時期有鉛と無鉛が併売されて

いる時もありました。

特に①レギュラーガソリンと②ハイオクガソリンの違いは何なのでしょうか?

まずオクタン価というものがあります。これは、ガソリンの品質の良さを表した尺度です。

(軽油の場合は、セタン価という)

日本ではレギュラーガソリンでオクタン価が90-91に指定されています。ハイオクガソリンでは

98-100となっており、諸外国より良質なガソリンを提供しています。

(因みに中国ではオクタン価が75-80ですので、走りもパワーが出にくく、排ガスも良くない傾向

となるでしょう。)

オクタン価が違うと何が違うのでしょうか?

一言で言えば、ハイオクの方が、発火しにくいということです!

「なんだ、それじゃあ燃えにくいということで悪い燃料じゃあないのか!?」と思われた方も

いらっしゃるかも・・・。

高出力のエンジンの場合、ほとんどはパワーを稼ぐために高圧縮比のエンジンにしています。

その場合、圧縮比を上げることでレギュラーガソリンだとスパークで点火する前に発火してしまい

ノッキングを起こしてしまうことがあるためです。そのために高圧縮比のエンジンにはハイオク

を使用して、ノッキング(正常な燃焼が終了する前に自己着火を起こす異常燃焼のこと)を抑える

ようにしています。

ポルシェでもレギュラーガソリンが使えるわけ

しかし現代のエンジンの大半には、ノックセンサが装着しています。これにより、エンジンのノック

を検出し、点火時期を制御します。具体的には、2~7kHzのノック音を検出したら、点火時期を

遅らせます。

点火時期が遅れると、圧縮比が低い状態と同じようになり、ノックを回避できます。

エンジンのECU(コンピュータ)は、常に点火時期を早める制御をしており、ノックを検出したら

遅らせるという「ステップ・リタード制御」をしています。このため日産の新型GT-Rでも、

レギュラーガソリンの使用が可能です。もちろん最高出力の低下や効率(燃費)の悪化は発生

しますが。 厳密には、「ハイオク用のマップ」と「レギュラー用のマップ」をもっていて、

これを低回転域で判別し、高回転域は、判別したマップを利用します。これは、高回転域では、

ノック検出精度が下がるためです。

といっても、街乗りでは、パワー・燃費ともそんなに変わるものではないようです。

あくまで、カタログデータ200PSの車の最高出力を出すということを前提にハイオク仕様と

なっている訳なのです。以前私もVWポロを乗っていましたが、ガソリンはいつもレギュラー

でした。 特に走りや燃費に気になったことはなかったです。

ハイオク仕様は、カタログ出力を上げるための手段だった!?

ヨーロッパでは、ガソリンオクタン価の規格が、レギュラー 91、スーパー 95、

スーパープラス 98、となっていますが、VWポロの場合カタログに、「ハイオクの代わりに

ROZ91のレギュラーを使うことができる。ただし性能は低下する。」と書いてあります。

(ここでいうハイオクとはROZ95のこと)

ちなみに、BMW3シリーズのカタログには、「ROZ 98が望ましいけれど、ROZ 91を使うと、

出力と燃費が悪化する」と書いてあるそうです。

そこで、中には日本での給油の際、レギュラーとハイオクを半々入れてオクタン価を≒95にして

ヨーロッパの規格に合わせて利用する強者も居るそうです。

軽自動車は、軽油で走る!?

ハイオクとレギュラーの入れ間違いというなら上記の話のように短期的には特に大きな問題

とはなりません。

しかし、世の中には軽自動車には軽油を入れてしまったというおっちょこちょいな人がいる

ようです。

JAF(日本自動車連盟)は、ドライバーから寄せられた救援依頼のうち、「給油する燃料を

入れ間違えた」というものが、2015年12月の1ヶ月間に全国で269件あったことを明らかに

しました。

JAFによると、「入れ間違えた」という内容の救援依頼ほか、ドライバーが油種を間違えた

こと自体に気付かず出発し、走行不能などのトラブルになって救援を依頼したケースも考えられる

ため、実際はさらに多いことが予想されるといいます。入れ間違いの原因として多いのは、

「うっかりしていた」「普段乗らない車だった」「軽自動車は軽油と思った」とのこと。

JAFは「ドライバーの認識不足や勘違いがトラブルに繋がっている」としています。

圧縮比14の高圧縮ガソリンエンジンなのにレギュラー仕様のエンジンがあった!

それは、マツダのSKYACTIV-Gエンジンです。

とにかくマツダは高圧縮比=ノッキングという問題を解決すべく、排気システムの改善

(4-2-1排気システム)やピストン形状の見直し(プラグ周りにヘコミを作り成層混合気を生成)、

燃焼期間の短縮などいろんな技術を研究し開発されたものです。

これにより、ノッキングもなくなり従来より15%も燃費と中低速トルクを改善しました。

拍手・拍手ですね!

 

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