プリウスPHVの特性はどれほど活かされているのか?
プリウスPHVが話題を呼んでいる!
私自身衝撃を受けたのは、そのスタイルにあった!と思った方も少なくないであろう・・。
新型のプリウスより断然カッコよいのだ!!
そして、PHVという現在のハイブリッドの良いところをすべて凝縮させて進化させたような装備も
目を見張るものがある。
通常の動力モーターに加え、ジェネレーターが駆動用のモーターに変わるデュアルモータードライブ
システムやエンジンを発電機として使用して駆動用バッテリーを充電するチャージモードが採用
されている。
これらの性能が高いのはもちろん、プリウスで培った信頼性も大きな強みなのである。
さて、上記のことについて私ごときが今更ああだこうだといっても仕方がないので、プリウス
PHVの良さを違う角度から見てみたいと思う。
ガソリンと比べて、自宅で充電するとコストは幾らかかるの?
まず、プリウスPHVの最大の売りは、車名からわかるように、自宅で充電できることにある。
そして、EVモードだけで走れる距離が大きく伸びて、68.2kmとしたところだ。
そこから考えられる事は、じゃあガソリンよりどれくらい安く充電できるの?
という素朴な疑問が出てきた。
トヨタでは次のように設定している。
では、まず200V16Aの設備を使った場合の満充電の金額はいくらになるのだろうか?
W(ワット)=V(ボルト)×A(アンペア)なので、200V×16A=3200Wとなる。
おおっ!かなり高い出力じゃあないか!?
次に、我が家の場合で1000W当たりの時間当たり単価が28.5円/hだったので計算してみると・・
①28.5円×3.2kw×2.33h=212.5円 かかる計算になる。
ガソリン1ℓあたり120円とすると、②212.5÷120=1.77ℓ消費という事になります。
これで、68.2km走れるという事なので、 ③68.2÷1.77=38.5km/ℓ という計算になります。
そうすると、プリウスPHVのハイブリッド走行時のカタログデーター37.2km/ℓよりは数字的には
お得という事ですね。(家庭での契約単価が違うので参考にしてください。我が家は関電の従量電灯
A契約です)
次に、普通の家庭の100V6A仕様での充電ではどうかといいますと、
100V×6A=600Wなので ①28.5円×0.6kw×14h=239.4円 ②239.4÷120=2ℓ ③68.2÷2=34.1㎞/ℓ
次に、急速充電の場合は、NCS(合同会社日本充電サービス)を参考にすると
急速充電料金は15円/分なので、15円×20分=300円 しかし急速充電では80%しか充電できないので
①300÷0.8=375円(満充電換算) ②375円÷120=3.13ℓ ③68.2÷3.13=21.8㎞/ℓ
しかし、このシステムを利用するには、急速充電会員で3,200円の月会費が掛かります!!
なので、プリウスPHVの場合は、急速充電システムを利用するのではなくて、
先に書きましたように、チャージモードを使ってうまく走った方がよっぽどお得という事に
なります。
ちなみにプリウスPHVは、停止状態でエンジンを回して充電するならおよそ2.5リッターの燃料で
充電出来るそうです。
それならば、ガソリン代換算で300円で満充電の80%大丈夫そうなのです。それなら急速充電の
素コスト(月会費代を除く)とほぼ同じで行けるわけです!
プリウスPHVのお勧めの乗り方は?
例えば、自宅を出て一般道はEVですべて走り、高速が平らなうちにEV電力を使いきり登坂は
ハイブリッドモード(登坂などの高負荷条件ではハイブリッドモードの方がエネルギー効率的に
有利)で登り、目的地のICが近くなってきたらチャージモードで充電。ICを降りてからは
EV走行。という条件だと充電する必要もなく、かつ街乗りはEVモードで静かでパワフル、トータル
燃費でも驚くほどの数字。という走り方が出来るのがプリウスPHV。
車に関する豊富な情報に関心しています。
これからも楽しみにしています。