第1弾に続き、キンコン警告音第2弾です。
FRで雨の下りを猛烈な勢いで攻める藤原拓海の凄さが、このキンコン警告音で伝わってきますね!!
→第1弾はこちら http://flowerauto.jp/car/2016/10/977/
濡れた路面では、不意にリアが持っていかれることがあるのがFRだ!
私が若かりし頃、カローラレビン(86)GTVに乗っていたことがあります。
その頃は、松山に住んでいて夜中によく久万方面に向かう三坂峠に走りに行ってました。
ある夜のことです。その晩は夕方近くまで雨が降っていましたが、夜の11時頃にはもう上がっていました。
気持ちよく上りを攻めたあとに、流しながら下りを松山方面に向かって帰っていた時のことです。
ゆるい右コーナーでしたが、路面には濡れた落ち葉が広がっていました。
普通にコーナーを曲がっていたのですが、突然リアが滑りカウンターをあてるまでもなく
(あてるほど上手くはない)
スピン状態に入っていったのでした。1回転している間、人間とは不思議なもので、
スピンしてパニック状態のはずなのに、時間がゆっくりと流れていたのです。
「ああ、これでもう終わりなのかな!?」なんて考えていたように思います。
幸いに、右コーナーの左側は山側でしたし、そこには路側帯が広めにあり、
その先は緩やかな斜面になっていたのです。
1回転半した車は、リアがその斜面に乗り上げて止まってくれました。
助かった!と安堵の気持ちが湧いてきて、車を降りてみたら、なんと
その路側帯と、斜面の間には幅50-60cmの溝があり、リアは勢いでその溝を超えて斜面に
乗り上げたようでした。
このままでは、車は出せないと思い、とにかく助けを呼ぼうと道路に立って車が来るのを待ちました。
しばらくすると軽トラックのおっさんがやってきて、この様子を見て「兄ちゃん大丈夫か?」と
声をかけてくれました。 そのおっちゃんに手伝ってもらって車を何とか斜面から道路に移動しようと
考えましたが、一人でリアを持ち上げるのは到底無理な感じです。
どうしよう!と思って周りを見てみたら、「何ということでしょう!」まさに使ってくれとばかりに
溝よりも大きめの鉄板が1枚道路の端に置いてあるではありませんか!?
とにかくこの鉄板を使って無事に斜面から86レビンの脱出に成功したのでした。
傷もリアのバンパー下部の目立たないところが少し凹んだだけだったので、助かりました。
とまあ、長くなりましたが私の経験から雨の日や雨上がりはFRにとって大変危険なシチュエーションなのです。
皆さんも気をつけてください。
恐るべし、藤原拓海・・・・。 では、
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