G-ベクタリングコントロールを装備したCX-5が発表された!
2016年11月14日から開催されたロサンゼルスオートショーでマツダのCX-5(北米仕様)が発表された。
このCX-5は、ミドルサイズSUVであるがこの車の投入で、SKYACTIVシリーズの一連のラインアップが揃ったことになる。
しかもこのCX-5はマツダの次の一手の重要なモデルなのだ。(17年2月に日本で発売予定)
今年春に発表のあったマツダの新技術「Gベクタリングコントロール」を装備しているためだ。
これは最近色々と宣伝されている「トルクベクタリングコントロール」と同じようなものか?と思ってしまうが、
「否」である。
トルクベクタリングコントロール(TVC)は、4WDのクルマをベースとして、前後左右のトルク配分をコントロールして
加速・減速・コーナリング・悪路などをスムーズに走れるようにするというもので、三菱自動車からはAYC、ホンダからはSH-AWD、
レクサスのTVDという名前で市販されている。
マツダの開発したG-ベクタリングコントロール(GVC)は、エンジンのトルク配分を前後に微妙に変えることで、
安定性のある直進・コーナリングを実現したものということだ。
皆さんは経験があるだろうか?例えば、コーナーに入るときに、ブレーキングするとか、エンジンブレーキを効かせて
減速すると、車重配分が前側に移ることによって前輪のタイヤのグリップがよくなり、曲がりやすくなり、
そしてコーナーの出口でアクセルONにして後輪に荷重を移してやると安定してコーナーを駆け抜けていくことを。
マツダは、この原理を自然にスムーズに特に特殊なパーツを取り付けて車両価格を高価にして実現したのではないということ。
しかもこの技術を実現するためには、SKYACTIVエンジンの応答性の良さで実現できたということです。
(もちろん、FF・FR・4WDとどのタイプの車にも対応できるということです。)
ここらへんがマツダらしいですね!
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