自動運転システムへの過信を忘れるな!
去年の11月27日のことであったが、セレナの自動運転技術のプロパイロットシステムである
自動ブレーキが作動せずに、衝突事故を起こしたしまったという記事を目にした。
この事故は、セレナの試乗を希望した人が営業員が同乗中に、交差点に差し掛かった時に
営業員から、ここでブレーキを我慢してください!という指示のもとブレーキを踏まずに
そのまま前に止まっていた車さらにその前の車と2重衝突事故を起こしてしまったようだ。
以前セレナの自動運転技術のブログを書かせてもらった時にhttp://flowerauto.jp/car/2016/08/858/
書かせてもらったことだが、セレナはシンプルなシステムを採用しているが、その制度を上げるために
イスラエルの「モービルアイ社」の技術を導入しているということで、コストパフォーマンスの良い
単眼カメラだけの自動運転技術なのだ。
ただし今回のこの事故の時は、夕方で雨が降っており前方の車が黒色の車だったためにシステムが作動
しなかったのではないか?という警察のコメントが添えられていた。
以前から私も思っていたことだが、自動運転が作動しない条件として、例えば濃い霧の中での
走行とか、夜間での走行などは、カメラだけのシステムでは中々難しいのではないか?という
疑問を持ち続けていた。他社はさらにレーダーサポートなどを複数併合して自動運転システムを
作っていることが多いため、今後の日産の対応やユーザーへのアピールの仕方が変わってくるのでは
ないかと思う。
しかしこの事故処理はどうなっているだろうか?
相手の車の保証に関しては、ディーラーが車に加入している保険で賄われていることと思うが、
今回のこの事故は、販売店の店長・営業員そしてお客様として運転したドライバーも過失責任を
負うこととなっているためだ。
一般に自分の車を運転していて、自動運転を過信して事故を起こした場合は、ドライバーが過失責任
を負うのはやむ得ないことだと思う。
しかし、今回の事故では試乗で運転したドライバーはたまったものではない。
おそらく、かなり販売店ともめていることだろうと思う。
COMMENT