伊勢志摩サミットでの自動運転試乗会
前回も書きましたが、伊勢志摩サミットでは開催前に自動運転に関するイベントが開催されました。
この自動運転の試乗会にトヨタ・日産・ホンダが協賛しています。
この試乗会には残念ながら米独英仏の首脳は同じ技術を開発している自国の車産業を気にしてか、参加しませんでした。
参加したのは、カナダのトルドー首相、イタリアのレンツィ首相、欧州議会のドナルド・トゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長の合計5人です。
250mと短いコースということもあって十分に体験はできなかったと思われますが、自動的にカーブを曲がっていく体験ができたのでは
ないでしょうか?
日産のプロパイロット技術について
各社が披露したこの自動運転技術ですが、その中の日産の自動運転技術「プロパイロット」というものを紹介いたします。
この会場で「プロパイロット」を搭載した車両は、日産の電気自動車「リーフ」をベースに、ミリ波レーダー、レーザースキャナー、カメラ、
専用のHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)といった、自動運転に必要となる特別な機能を搭載してるそうです。
「プロパイロット」は、2つの革新的自動運転技術によって構成されていまして、
一つは、小型で高性能の「レーザースキャナー」です。
高精度の3次元計測により、車両の周囲にある物体との距離を正確に測定することで、安全に走行することができるそうです。
もう一つは、遠くまで見渡せて360度の視野を持つ「8カメラシステム」です。
きついカーブや交差点でも、車両の進行方向を正確に決めることができます。
日産は、これらの技術を日本と米国の一般・高速道路で、繰り返しテストしてきました。
自動運転技術はどんなものか?
この自動運転の技術ですが、私的にはステップとしては以下のように考えられます。
①高速道路及び渋滞した一般道路を前の車に追従しながら、ハンドルを操作しなくても運転してくれる。
②高速道路でクルコンで設定したスピード自動運転をして、前の車に追いついてしまった場合は、車線変更をして追い越してから
また走行車線に戻る。
③一定の条件が整った一般道路を交差点も含めハンドルを操作しなくても運転してくれる。
このような技術を2020年(東京オリンピック開催年!)には導入普及させるべく技術を開発しているようです。
日産の導入第1号車は「セレナ」から
日産はこのプロパイロット1.0の導入を今年発売するセレナに搭載する予定です。どこまでの技術を搭載するのかは全く分かっていないようですが、
この技術を搭載するセレナは、かなり注目を集めるでしょうね~。
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